男子110メートル障害準決勝で村竹ラシッド(順大3年)が13秒50(向かい風0・4メートル)の組2着で12日の決勝に進出した。

準決勝では13秒27(追い風0・5メートル)をマークし、世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録(13秒32)を突破した。「想定外というのが正直なところ。余裕を持って緩めようと思ったけど、出てしまった。ここで標準切ると思わなかったので一安心」と振り返った。

12日の決勝で3位以内に入れば、世界選手権の代表に内定する。「この日のために練習を積んできたといっても過言じゃない」。順大の先輩でもある東京オリンピック(五輪)代表の泉谷駿介(住友電工)とも対決。「(泉谷は)常に意識しているけど、それ以上に世界の舞台で戦いたい思いが強い」と話した。