東京五輪代表の江島雅紀(23=富士通)が3年ぶり2度目の優勝を飾った。

「試技は1本しかなかった」。5メートル30、5メートル50、5メートル60は1回でクリアしていったが、身体的な制限があった。「1カ月前に足の筋断裂がありまして」と左足の負傷を明かした。約1カ月ほど練習できず、1週間前にジョグを始めたばかり。“一本勝負”で集中しなければ、肉体が持たないと考えていた。

5メートル72を2本失敗すると、3回目は棄権して勝負を終えた。「大事を取ってやめました。あと2試合残しているので」。世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録(5メートル80)を目標に、国内の記録会に挑む。