陸上男子400メートル障害で世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表に決定した黒川和樹(法大)が、試合中につけるヘアバンドへの思いを語った。

日本選手権から一夜明けた13日、大阪市内で会見に臨んだ。黒縁メガネにヘアバンドがトレードマークの20歳は、10日の予選招集前にヘアバンドを法大の陣地に忘れたことを明かした。「招集所に向かっている途中で、スパイクを持った時点で頭についてないなと(気付いた)。あれがないと走れないです」と笑顔を見せた。

初めての世界選手権。ワーホルム(ノルウェー)やベンジャミン(米国)ら強豪選手の名前を挙げ「食いついていきたい。準決勝でしっかりタイムを出して、決勝に残ることが目標です」と意気込んだ。