日本陸連の大会総括が行われた。マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏と中長距離マラソン担当シニアディレクターの高岡寿成氏は、世界トップへ提言も忘れなかった。

高岡氏 優勝、もしくは優勝争いする選手は2時間3、4分台。持ちタイム5分台を喜ぶのではなく、さらに3、4分を目指してほしい。そこが世界と戦うための課題なのかなと思います。

瀬古氏 力がないと言えば、ないですねぇ。トラックでも戦える選手で、しっかりマラソンにも来られる選手がいないと、なかなか優勝争いは難しい。山下君は1万メートル28分台かな。ある程度のスピードがないと、余裕度がないと。山下君、計算していくと、まだまだ伸びるチャンスがある、1分くらいは。しかし、1分延びても日本記録くらい。もう1段上に行くには、スピードも必要。そうでないと近代マラソンは勝てないと思います。

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