42・195キロの戦いで、金メダル争いは、究極の決着となった。

金メダルは17年ロンドン大会銅メダルのアルフォンス・シンブ(タンザニア)。銀メダルとなったアマナル・ペトロス(ドイツ)とともに2時間9分48秒でフィニッシュした。国立のトラックには上位3人で入り、先にペトロスが前に出た。最後の直線、ゴール手前でシンブが差し切り、同タイム着差ありで、明暗が分かれた。

シンブは、最後の最後で差し切った。もつれるように倒れ込んだペトロスを横目に、祈るような表情で、スクリーンをみつめた。

「スタジアムに入った時は、勝てるかどうか確信が持てませんでした。勝てるかどうかさえ分かりませんでした。しかし、ビデオスクリーンに映し出された自分の姿を見て、結果のトップに自分の名前が並んでいるのを見て、安心しました」と究極に決着を振り返った。

その上で「この大会に来た時、私は自分自身に『諦めない』と誓いました。集団から離れずに走り続けたことが、私を支え、最高の形で幕を閉じました」と喜びを口にした。

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