<高校ラグビー:御所実62-0関商工>◇30日◇2回戦◇花園

 08年度に準優勝した御所実(奈良)が、10トライを挙げて危なげなく初戦を突破した。

 前半7分にNO8坂本祐介(3年)がラインアウトからモールを押し込んで先制トライを奪うと、前半だけで6本のトライラッシュ。後半にも開始50秒でラックからロック吉田駿介(3年)がトライを奪うなど、4トライ。計10本のトライで、相手を寄せ付けなかった。

 昨年度はまさかの初戦敗退を喫し、今大会にかける意気込みは想像以上だ。竹田寛行監督(51)は「4トライでも追いつけない点差である29点差をつけたら、後は好きにやっていいよと伝えたんです。でもちょっとやりすぎですね」とにんまり。

 決勝に進出した08年度のチームと比較しても「スクラムや体つきなど、強い系はかなり上だと思う」と言う。本気で全国制覇を狙うつもりだ。