全日本高校バレーボール選手権(通称・春高バレー、埼玉・さいたまスーパーアリーナほか)が1月5日に開幕する。女子の郡山女大付(福島)は、伝統のコンビバレーで5年連続16度目の全日本高校選手権に挑む。1年時からレギュラーのセンター田島和香菜主将(3年)を除き、リベロを含む6人が1、2年生の若い布陣。3年生は登録14人中2人だけだが、昨年度からの全国経験者4人が残る。

 夏の県総体は準決勝でストレート負けし、5連覇を逃す悔しさを味わった。春の地区大会で左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂したレフト目黒優佳(2年)が戦列復帰し、戦力が整った。全国大会も常連だがここ数年は初戦敗退が続いている。1回戦の相手は今夏、全国総体8強の京都橘に決まった。昨年度、県中学選抜のセッター小林由実とセンター郷香穂理(ともに1年)にとっては高校での全国デビューになる。高橋正監督(26)は「雰囲気にのまれないで、自分たちのバレーをしてほしい」と期待している。