<バレーボール・全日本高校選手権:盛岡女2-1開智>◇5日◇女子1回戦◇さいたまスーパーアリーナ
昨年8強の盛岡女(岩手)が、フルセットで開智(和歌山)に逆転勝ちし、2年連続の初戦突破を決めた。10年ぶり出場の相手に、第1セットを先取されたが、セッター細川絢加主将(3年)を中心にした全員バレーで逆転した。
盛岡女が最後まで諦めない粘り強さを発揮して初戦を突破した。第1セットは、サーブレシーブが乱れてミスを連発。1度もリードを奪えなかったが、冷静さは失わなかった。17-17まで競り合った第2セット終盤は、控えセッター小田恵美(3年)を投入し、攻撃的セッター細川主将をアタッカーにポジションチェンジ。チーム最長身(175センチ)の同主将は21点から4連続得点で粘る相手を突き放し、全日本ジュニア代表の実力を示した。
細川主将を含め、昨年の8強メンバー5人が残る。だが初戦に加え、天井の高い初めてのさいたまスーパーアリーナに戸惑った。伊藤崇博監督(39)は「これだけヘボなゲームをすれば、これ以上はない。3セットもやって慣れたと思う」と前向きに話した。
「スタートダッシュ」とはいかなかったが、伊藤監督は「(全国8強の)去年よりは確実に強い」と自信を持つ。今日6日の2回戦は、優勝候補の大和南(神奈川)と対戦する。09年度の初戦で敗れた相手。現3年生たちも、入学前のスタンド観戦で味わった悔しさを覚えている。
4月からは「盛岡誠桜」と校名が変わり、男女共学になる。今春の卒業後、日立(V・チャレンジリーグ)入社が内定している細川主将は「このユニホームには先輩たちの思いが詰まっている。盛女最後の春なので(高校)3年間の集大成にしたい」と力を込めた。現校名最後の大会で「盛岡女」の戦いはまだ続く。【佐々木雄高】


