<バレーボール・全日本高校選手権:東亜学園2-0西原>◇6日◇男子2回戦◇さいたまスーパーアリーナ

 92年バルセロナ五輪男子代表の大竹秀之氏(45)の長男壱青(いっせい、2年)が「春高」デビューを勝利で飾った。所属する東亜学園(東京)は、西原(沖縄)にストレート勝ち。2メートルの高さを生かしたジャンプサーブなどで勝利に貢献。女子は、5連覇を狙う東九州龍谷(大分)九州文化学園(長崎)橘(神奈川)など有力校が順当に勝ち上がった。

 大竹が得意のジャンプサーブで流れを変えた。19-19の第2セット。2メートルの長身を生かし、3メートルを超える打点からのサーブで相手守備を崩して連続得点で逆転。東亜学園のストレート勝ちに貢献した。五輪代表の父とV・プレミアリーグのデンソーに所属する姉里歩(19)を持つ“サラブレッド”。1年時の昨年はベンチ入りできなかっただけに「夢の舞台に立ててうれしい」。会場で見守った父秀之さんから「初戦としてはノビノビできていた」と合格点を与えられた。