リオデジャネイロ五輪の出場権を逃している世界ランク14位の日本が同10位のフランスに3-0でストレート勝ちした。最終戦を勝利で飾り、2勝5敗で7位で大会を終えた。右足首負傷の石川祐希(20=中大)は4日に続き欠場も、膝痛から復帰した柳田将洋(23=サントリー)を中心に得点を重ねた。全体2位のイランがアジア最上位の1枠、フランスとポーランド、カナダが、イランを除いた上位3枠の五輪切符を得た。

 柳田がチーム最多14得点の活躍で意地を見せた。得意のサーブに加え、第3セットの15-16と競った場面で自ら3連続得点して逆転。186センチと小柄ながら勝負強さが光った。「目の前の試合に集中しないと4年後も同じ結果が待っている。僕が中心になるつもりでやる」とエースの自覚が芽生えた。また、試合を見守った石川は「これを成長につなげないと負けた意味がない。勝てるチームになりたい」と先を見据えた。