全国高校ラグビー大会は30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦16試合を行う。Bシードの常翔学園(大阪第2)は29日、大阪市の同校グラウンドで佐賀工との初戦に向け、最後の練習を行った。

 練習開始前に約1時間、ミーティングを行った。野上友一監督(58)は「日本代表が南アフリカに勝つ時代。高校ラグビーにシードとノーシードの差なんかないです」。佐賀工はノーシードとはいえ、今夏の長野・菅平合宿で1度練習試合を行った際は1点差で勝った相手。力があることは肌身で感じている。まして、前年度大会もシードで登場しながら、天理に3-5と敗れたこともあり、気の緩みはない。

 フランカー肘井州大主将(3年)は「自分たちの型さえ出せれば、怖いことはないです」。まずは、5度目の優勝を手にした12年度大会以来の初戦突破に全力を注ぐ。