GPシリーズ2戦目の本田真凜(16=大阪・関大高)が「カナダの悪夢」を断ち切った。66・90点で同点の三原舞依(シスメックス)を技術点で上回り、70・53点の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)に次ぐ日本人2番手の6位につけた。

 前週のGPスケートカナダでは、SPで52・60点の12人中10位と大不振。演技後には浜田コーチから「すごく甘い」と日頃の練習不足を指摘されていた。

 この日はそのコーチから「へらへらしときなさい」と送り出され、本田は「『真剣な顔は似合わない』って言われてすごく爆笑しました。楽しく滑れました」とニッコリ。冒頭のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプは、後半のトーループが回転不足となったものの、残りをきっちりとまとめた。4日のフリーに向けては「1つ1つを大切に滑りたい」と意気込んだ。