女子は昨季世界ジュニア選手権3位で、平昌(ピョンチャン)冬季五輪代表を目指す17歳の坂本花織(シスメックス)が合計186・54点で優勝した。

 この日のフリーは3回転ループで転倒して2位。「なかなかパーフェクトな演技ができない。すごく悔しい」と顔をしかめた。今月下旬にグランプリ・シリーズ第6戦、スケートアメリカが控える。「自分に集中して思い切って爆発的にやりたい」と気を引き締めた。

 日野龍樹(中京大)が制した男子では、右足首の大けがで昨季を棒に振った2016年冬季ユース五輪金メダルの山本草太(愛知みずほ大瑞穂高)が5位。本調子には程遠い中でも「体も軽くて思い切り最後まで滑れた。しっかり(年末の)全日本に出場できるようにまた調整したい」と喜びをかみしめた。