リオデジャネイロ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(29=Jaked)が7日、現役引退を発表した。日本水泳連盟に現役引退届を提出し、16日に岐阜県内で記者会見を行う。

 金藤はリオ五輪シーズン後は進退を保留していた。17年3月、同年4月の日本選手権の欠場を発表した際には「これが引退ではなくて。日本選手権を抜きにして、今後をきちんと考えたい」と話していた。20年東京五輪の可能性については「水泳人生のどこに最後を置くか。もしかしたら東京が最終目標になるかも。年齢は関係ないかな」。ただこのまま引退する可能性についても「なくはないと思う」としていた。

 

 ◆金藤理絵(かねとう・りえ)1988年(昭63)9月8日、広島・庄原市生まれ。広島・三次高3年で総体優勝。東海大に進み、08年北京五輪女子200メートル平泳ぎで7位入賞。12年ロンドン五輪は出場権を逃す。13年世界選手権4位、15年同6位。今年2月の3カ国対抗戦女子200メートル平泳ぎで7年ぶりに自らの日本記録を更新。4月の日本選手権でさらに塗り替えた(2分19秒65)。競泳初の五輪女子主将。女子サッカー元日本代表澤穂希さん似と自らも認識。175センチ、64キロ。