日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題を受け29日、関東学生連盟が緊急理事会を開催し、日大アメフト部関係者の処分を決めた。

 内田正人前監督と井上奨(つとむ)コーチは最も重い除名処分。反則行為を行った宮川泰介選手と日大アメフト部自体は18年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止処分となった。森琢コーチは資格はく奪処分が科された。

 裁定を受けて日大アメリカンフットボール部はコメントを発表した。以下の通り(原文まま)。

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◎関東学生アメリカンフットボール連盟の裁定を受けて

 

 平成30年5月6日に行われました関西学院大学アメリカンフットボール部との定期戦において発生いたしました弊部選手の反則行為について、改めて、負傷されました関西学院大学アメリカンフットボール部選手へ謝罪させていただくとともに、心よりお見舞い申し上げます。また、関西学院大学アメリカンフットボール部の関係者の皆様、関東学生アメリカンフットボール連盟加盟各校関係者の皆様、ひいてはアメリカンフットボール界全体に大変なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

 弊部といたしましては、本日受領いたしました、関東学生アメリカンフットボール連盟のご裁定を重く受け止め、真摯に対応させていただきたく存じます。今後、今回の事案の反省のもとに、早急に具体的な改善策を策定、実行し、二度とこのような事案が起こらないよう不退転の覚悟ですすめて参りたいと存じます。

 また、弊部当該選手の一日も早い復帰並びにチーム活動の再開をお許しいただけるように、部を一新して、誠心誠意努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

平成30年5月29日

            日本大学保健体育審議会アメリカンフットボール部

                           部長 加藤直人