トランプ米大統領は8日、恒例となっているNBAの優勝チームのホワイトハウス表敬訪問について、今年の王者を「招待するつもりはない」と述べた。カナダ開催の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)へ出発前、記者団に語った。

 トランプ氏は、プロフットボールNFLで国歌斉唱の際に起立しない選手は解雇されるべきだと主張。NBAの有名選手から非難が噴出したことに反発したとみられる。

 NBAではウォリアーズとキャバリアーズが王座を争っているが、「どちらが勝っても招待しない」と発言。国歌斉唱を巡るトランプ氏の対応に批判的な選手らを名指しして不快感を表明した。

 米国では主要プロスポーツの優勝チームが大統領を訪問することが伝統。トランプ氏はNFL初制覇を果たしたイーグルスの優勝を祝う今月の式典でも、イーグルスへの招待を撤回していた。