日本テニス協会は21日、今夏のジャカルタ・アジア大会代表として選出していた伊藤竜馬(北日本物産)に代わって綿貫陽介(20=日清食品)が入ると発表した。

 アジア大会のシングルス優勝者は2020年6月8日付世界ランキングで300位以内であることなどを条件に東京五輪の出場資格を獲得する。

 しかし、同日付のランキングで各国・地域4人を上限に男女とも上位56人に割り当てられる出場権を日本選手が最大4人得た場合は、アジア大会で優勝しても出場資格が無効になる。

 この条件が伊藤竜に当初伝わっておらず、本人が個人戦のスケジュールを優先させたい意向を表明したという。