テニスの“聖地”で、記録ずくめのドラマが生まれた。世界8位のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)と同10位のイスナー(米国)の準決勝は6時間36分の死闘となり、アンダーソンが7-6、6-7、6-7、6-4、26-24で勝ち、南アフリカ選手として97年ぶりの決勝に進出した。6時間36分は4大大会史上2番目に長い試合で、センターコート最長試合となった。

<記録アラカルト>

 ◆4大大会史上2番目の長さ 6時間36分は、10年1回戦のイスナー-マユ戦のテニス史上最長11時間5分に続く2番目の長さ。

 ◆“聖地”最長試合 6時間36分は、69年1回戦につくられた5時間12分を大幅に上回るウィンブルドンのセンターコートで行われた最長試合。

 ◆大会準決勝最長及び最多ゲーム試合 6時間36分はウィンブルドン全種目の準決勝で最長で、合計99ゲーム数は最多。

 ◆大会男子シングルス3番目の多さ 合計99ゲームは、10年1回戦のイスナー-マユ戦の183、69年1回戦の112に次ぐ男子シングルス3番目の多さ。

 ◆最多エース イスナーが準決勝を含む6試合で放った214本のサービスエースは大会最多。