ショートプログラム(SP)6位の山本草太(18=中京大)がフリートップの141・00点を記録し、合計198・92点で逆転優勝を果たした。

 山本は16年2月のユース五輪(リレハンメル)で優勝するなど、平昌五輪代表の候補に挙げられる存在だったが、直後に右足首を骨折。シニアデビューとなった16~17年シーズンにも右足内側のくるぶしを疲労骨折するなど、ケガに苦しんだ。

 復帰戦となった17年9月の中部選手権での演技はジャンプが全て1回転。それでもこの日は冒頭にトリプルアクセル(3回転半)を成功させるなど復活の兆しを示し、シーズンが本格化する秋に弾みをつけた。

 SP3位でジュニアを主戦場とする須本光希(17=大阪・浪速高)はフリー4位の118・74点を記録し、合計182・39点の4位となった。