ショートプログラム(SP)7位発進の本田真凜(17=JAL)がフリー4位の122・23点で合計178・89点とし、6位で今季初戦を終えた。

冒頭で3回転ルッツ-2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプに成功。演技後半に2つの回転不足があったが、SPの課題だったジャンプでこらえた。演技後は少しほほえんで首を傾け、得点表示を待つ間は笑顔も見せた。

前日27日のSPではダブルアクセル(2回転半)で転倒するなど56・66点。演技後はさえない表情を見せ、新フリーの「ラバーズ」に臨んだ。ローリー・ニコル氏が振り付けた中国映画の音楽で「映画の物語がある。主役の強い女性を演じたい」とオフシーズンに磨きをかけてきた。

昨季までは大阪・関大高所属だったが、18年4月から米国へ活動拠点を変更。世界王者のネーサン・チェンを指導するラファエル・アルトゥニアン・コーチ(61)の下で、ジャンプの改良などに取り組んでいる。

シニア2年目の今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(10月19日開幕、米エバレット)と第6戦フランス杯(11月23日開幕、グルノーブル)にエントリー。平昌五輪を逃した悔しさをぶつける1年になる。