体操の世界選手権が25日にドーハで開幕し、翌26日に団体予選を控える日本男子が調整を行った。

3位以内で東京オリンピック(五輪)出場が決まる決勝に向け、安全策を取る。右足首のけがを抱える内村航平(29=リンガーハット)は4種目の予定だったが、足に負担のかかる平行棒を回避し、3種目となった。また、6種目出場の白井健三(22=日体大)は中国製器具に合わないことから得意の床運動でDスコア(演技価値点)を本来の7・2点から0・4点難度を下げる。決勝では本来の構成に戻す予定もあり、白井は「やりたいことをやるだけが体操じゃない。ショーになってしまう。日本に貢献することが自分が体操選手としてやること」と力強く話した。(ドーハ=高場泉穂)