西地区1位の琉球ゴールデンキングスは、67-53で昨季王者アルバルク東京に勝利した。今季9勝目を挙げ、今季通算9勝2敗とした。

第1Q(クオーター)の入りから守備を徹底し、A東京の攻撃を封じた。ディフェンスリバウンドではA東京を12本上回り、セカンドチャンスからの攻撃機会を奪い、激しいディフェンスで相手を苦しい体勢からのタフショットに持ち込み、A東京のシュート決定率も31・7%に抑え込んだ。

今季、シーホース三河から移籍した橋本竜馬(30)が第3Q残り7秒、第4Qに流れをつなぐ鮮やかな3点シュートを決めた。橋本は大きくガッツポーズをしてほえ、佐々宜央監督(34)ともハイタッチで喜びを表現。「クオーターの最後はどの時間でも大切だと思っていて、それが第4Qにもつながると思うし、その中で我々が良い形でシュートを決められた。なかなかああいう形で監督とハイタッチをするチームもないと思うんですけれど、(佐々監督との)信頼もあるし、それが僕たちの強さだと思うし、ベンチもコートに出ているメンバーも一丸となる姿をファンの方々にも見てほしい」。

試合後は東京でのアウェーにもかかわらず、琉球ブースターから「GO! GO! キングス!」と大きな声援が響いた。「非常に心が震えたし、全体に作っていくキングになっていきたい」と今季新天地でのさらなる飛躍も誓った。