ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(46=土屋ホーム)が14日、ワールドカップ(W杯)出場のため、欧州遠征に出発した。

今季は若手の台頭もあり、17日のW杯ビスワ大会(ポーランド)から3大会で結果を残さなければ、国内組との代表の入れ替えがある。レジェンドとはいえ、初戦から気が抜けないが「今まで感じたことのない感覚。前までは焦っていたが、今はダメならすぐ代えてくれと言っている。次のオリンピック(五輪)までまだ3年半ある」と22年北京五輪に向け、冷静に競技と向き合う。89年に本格的に海外デビューを果たしてから平成を駆け抜けてきた。「長いね。次ももちろん飛ぶよ」。時代を飛び越え世界に挑み続ける。