B1新潟アルビレックスBBは21日、第11節のアウェー・ライジングゼファー福岡戦(23、24日・久留米アリーナ)に向けた練習をアオーレ長岡で行った。左足付け根の負傷で離脱していたPG柏木真介(36)が4試合ぶりに復帰する見込みだ。

「今のところ痛みはないです」。柏木はコンディションに手ごたえを感じている。この日は1時間ほどの全体練習にフルで参加した。実戦形式では持ち味のタイトな守備とパスワークを披露。「福岡戦はリバウンドが重要。うちのインサイド陣を助けられるように」。試合の要点も把握済みだ。

第8節シーホース三河戦で負傷し、第9節レバンガ北海道戦の2戦目、第10節のアウェー秋田ノーザンハピネッツ戦2試合を欠場した。秋田戦はチーム側の配慮で遠征には帯同せず治療と自主トレに専念。酸素カプセル、はり治療、プールでのトレーニングで体調を整えた。「練習では動けている。後は試合で感覚を取り戻す」。コートに立ってしまえば、ベテランの経験がものを言う。

新潟は秋田戦2戦目で敗れ、連勝が6で止まった。それでも中地区首位はキープ。勢いを途切れさせるわけにはいかない。「2つ勝って帰って来たい」。柏木は言葉に力を込めた。【斎藤慎一郎】