平昌五輪銀メダリストで、ショートプログラム(SP)3位のエフゲニア・メドベージェワ(19=ロシア)がシニア4年目で初めてグランプリ(GP)ファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)出場権を逃した。

フリーは冒頭のダブルアクセル(2回転半)で転倒するなど125・26点の5位と伸び悩み、合計192・81点の4位。得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」ではぼうぜんとスコアを見つめ、現実を受け止められない様子だった。

メドベージェワは第2戦スケートカナダの3位と合わせ、9番手でシリーズ2戦上位6人が進むファイナルの切符獲得はならず。昨季は故障で出場を取りやめたものの権利は確保し、16~17年シーズンまでは2連覇していた。平昌五輪を終えた今季からカナダ・トロントへと拠点を移し、羽生結弦らを指導する名コーチ、ブライアン・オーサー氏に師事している。