世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、同6位のペトラ・クビトバ(28=チェコ)を7-6、5-7、6-4で下し男女を通じて日本人初の全豪シングルス女王の快挙を達成した。

昨年の全米オープン初優勝に続く4大大会2連勝とともに、28日に発表される世界ランキング1位の座を手中に入れた。世界1位は男女シングルスを通じてアジア勢初。

表彰式で輝く優勝のメモリアルトロフィーを手にした大坂なおみは、チャンピオンスピーチに臨んだ。「スピーチは苦手なんです…無事できるといいけど」とはにかみながら、クビトバのほうに視線を移し「最初の試合がこんな結果になってしまって申し訳ない気持ちもあるけど、いい試合ができました」と大坂らしい相手を気遣ったコメントに会場からは拍手が送られた。

「チームのみんな、ありがとう。みんながいなければ勝てなかった。私を支えてくれた素晴らしいチームです」と感謝。「決勝戦でプレーできて良かった。本当に幸せでした」と締めくくった。