日本オリンピック委員会(JOC)が実力、知名度、将来性などを踏まえて選定する「2019JOCシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式」が16日に都内で行われ、トップ選手たちが集結した。

フィギュアスケートの宇野昌磨(21=トヨタ自動車)は、各競技のメダリストなどを前にしても、「らしさ」全開。先週末まで福岡で開催された国別対抗戦に出場していたことから、司会の福沢朗アナウンサーから「何かおいしいものは食べましたか?」と話の導入で聞かれると、しばしとまどい、「…僕は食事に全然興味がないので、そういう質問には答えようがないです」と申し訳なさそうに返答した。その後も、「起きてここが日本か海外か分からないくらい。行った所に興味がない」と照れくさそうに昔から変わらぬ一貫した姿勢を口にし、会場からは温かい笑いが起きた。

福沢アナからは壇上に並んだアスリートの中でも際立つ、立ち姿のきれいさを話題にされると、「クセですね」と困惑気味。「学校で廊下に立たされた時も、美しいんでしょうね」と水を向けられても、「そういう経験がないので」と、再び申し訳なさそうにうつむいた。

他に競泳の瀬戸大也、スピードスケートの小平奈緒、高木美帆、レスリングの登坂絵莉、重量挙げの三宅宏実、柔道の阿部一二三が参加。競技の都合で体操の内村航平、ノルディック複合の渡部暁斗、バドミントンの高橋礼華、松友美佐紀は欠席した。