若年層へのスポーツの指導、医療のあり方などをテーマとした「スタンフォード&早稲田合同カンファレンス」が20日、早大・東伏見キャンパスで開催され、早大や米スタンフォード大の教授らが講師として登壇した。

同カンファレンスは、人気作「スタンフォード式疲れない体」著者のスタンフォード大アスレチックトレーナー・山田知生氏らが中心となって企画した。山田氏は「マインドセット~大人達は子供達にどう接するべきなのか?」をテーマに講演。固定化された考え方「フィックスマインドセット」としなやかな考え方「グロースマインドセット」の違いを挙げながら、子供に対して努力の過程や成長を認めることの重要性を強調した。「子供の起こした行動や結果に我々はどう反応し、どの言葉を選んでコミュニケーションを取るか。それで子供たちの一生が変わる。大人もグロースマインドセットであることが大切」と説いた。

この日は7人の講師が順に登壇。なでしこジャパンのフィジカルトレーナー広瀬統一氏や、早大ラグビー部元監督の中竹竜二氏、「スタンフォード式最高の睡眠」著者としても知られるスタンフォード大教授の西野精治氏らがそれぞれのテーマで講演を行った。カンファレンスは21日にも行われる。