20年東京五輪組織委員会は7日、テストイベントが行われている東京国際フォーラムの重量挙げ会場を報道陣に公開した。

この日まで開催された日中韓友好大会はテストイベントとして初の組織委主催。通常コンサートなどが行われる「劇場型会場」での実施は、今大会唯一。64年東京五輪の渋谷公会堂以来となる「劇場型」には、これまでの会場にない魅力があった。

日本協会の三宅義行会長は、プラットホーム20面の巨大練習場を評価。大会中の国際フォーラムは一般の出入り禁止だが、チケットを持つ観客からは丸見えになる。コンサート会場だけに音響は抜群。ステージ脇のウオームアップエリアも含めて衝撃吸収材などでテストを繰り返し、知念令子スポーツマネジャーは「臨場感を味わえる会場になった」。三宅会長は「会場としては世界一。あとは(日本の選手が)メダルを取るだけ」と話していた。