スポーツクライミングの世界選手権第7日は18日、スピード、ボルダリング、リードを含めた3種目の複合女子予選が行われた。リードで日本人史上最年少の15歳でメダルを獲得した森秋彩(茨城県連盟)ら4人が、上位8人で争う20日の決勝に進出した。

初出場の「リードの天才少女」が大逆転を決めた。スピード18位、ボルダリング16位と出遅れる中、最後のリードで1人だけ完登して1位となり、総合5位で突破。24年パリ五輪を狙っていた15歳は「何が起きたか信じられなかったけど、『絶対に完登してやる』という強い思いで登った。自分自身の心の自信につながった。ここまできたら全てを出し切るだけ」と完全燃焼を誓った。

野口啓代は2位、伊藤ふたばは6位、野中生萌は8位で予選突破し、決勝で日本勢最上位に入れば20年東京オリンピック(五輪)代表に内定する。