2連覇を目指す神戸製鋼が5トライで激しい攻防を制し、2連勝を飾った。

前日17日は阪神・淡路大震災から25年の節目。神戸市内で黙とうし、静岡に乗り込んだ王者が地力を示した。前半11分にトライとゴールを許し、7点を追う展開。それでも15分に19年W杯ニュージーランド(NZ)代表ロックのブロディ・レタリック(28)がラック際をこじ開けて反撃のトライ。3点を追う同20分にはNO8タウムア・ナエアタ(25)が右サイドを突破し、トライで逆転に成功した。

前半終了間際にはインゴールを背負っての防御が続いたが、身長204センチのレタリックらがラインアウトで攻撃権を奪った。前半を22-17で折り返した。

後半に入ると6分、ナエアタがこの日2本目のトライで主導権をたぐり寄せた。同11分には元NZ代表SOダン・カーター(37)の突破から、SH日和佐篤(32)がパスを受けてトライ。ボール争奪戦で終始、圧力を受けながらも跳ね返した。

神戸製鋼は次節、26日にノエビアスタジアム神戸でサントリーと戦う。