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今日の誕生日

タニス・ホワイト(ベルビン)(1984年)

 →Pick Up!

米国の女子アイスダンス選手。06年トリノ五輪銀メダリスト

ノーラン・ジーゲルト(1992年)

ドイツの男子ペア選手。19年世界選手権13位


Pick Up! - タニス・ホワイト

カナダ生まれの06年トリノ五輪(オリンピック)銀メダリストが36歳の誕生日を迎えました。フルネームはタニス・ジェシカ・ルイズ・ベルビン・ホワイト。15年4月にソチ五輪アイスダンス金メダリストのチャーリー・ホワイトと結婚するまでは、タニス・ベルビンとしてアイスダンス界で活躍しました。

99年よりベンジャミン・アゴストとカップルを組み、02年世界ジュニアを制覇。同年の全米選手権で銀メダルを獲得しましたが、当時はまだ米国国籍を取得できずに、選考基準をクリアしながらも同年のソルトレークシティー五輪への出場はかないませんでした。

その後の主要大会での活躍が世論を動かしたのは、06年トリノ五輪前でした。05年12月に米国議会の特別法により、通常の申請から5年を待たずに市民権を取得。周囲の働きかけに感謝しながら銀メダルを手にしました。

10年バンクーバー五輪4位の後に引退し、プロスケーターの道へ。その美貌と聡明(そうめい)で、現在も米放送局NBCのスポーツリポーターとしても活躍しています。17年12月に第1子となる男児を出産後もスケーター活動を再開し、20年1月に日本で開催されたアイスショー「ICE EXPLOTION 2020」でもアゴストと息のあった演技を披露しました。


今日の1枚


2020年2月9日
2020年2月9日

20年2月、フィギュアスケート4大陸選手権で羽生結弦(左)に声を掛けられて笑顔を見せる銅メダルの鍵山優真


今日の出来事

稲田悦子さんの葬儀が築地本願寺で営まれた。(2003年)

稲田さんは1936年ガルミッシュパルテンキルヘン五輪に、日本の五輪史上最年少になる12歳0カ月1日で出場。身長127センチで開会式の入場行進する姿にロイヤルボックスのヒトラーが「あの子は一体何をしにきたのか」と尋ねたという逸話もある。大会も出場26選手中10位と健闘した。

全日本選手権は女子が初めて実施された35年に優勝したのを含め、7度優勝を飾った。日本の女子フィギュア界の草分け的存在は、その後はインストラクターとしても活躍し、多くの五輪選手を指導。福原美和、上野(現姓平松)純子、石田(現姓岡本)治子(女優いしだあゆみの実姉)の五輪選手らを育てた。

7月8日に胃がんのため79歳で亡くなった。