躍進をみせるアイスダンスの吉田唄菜(17=岡山ク)、西山真瑚(18=早大)組は、2季連続となるリズムダンス「A Chorus Line」で息のあった演技をみせた。

デビューとなった19-20年シーズンで一気に飛躍した「うたしん」。ジュニアグランプリ(GP)シリーズに参戦し、20年1月にはユース五輪(スイス・ローザンヌ)に出場。個人で6位、混合団体ではアイスダンスで1位となり優勝に貢献するなど、明るさいっぱいの滑りが観客の心をつかんだ。この日は高いシンクロのツイズルを滑り出しから決め、途中にバランスを崩す場面もあったが、持ち前の楽しさを感じさせる表情、動きは全開だった。

「去年と同じプログラムを滑るので、少しでもレベルアップした私たちをみせることができたらいい」と吉田が話すと、西山も「僕も同じです!」と声を弾ませていた。