日本卓球協会は26日、都内で理事会を開催し、来年1月に開く全日本選手権(大阪)を無観客試合で実施することを決定した。

新型コロナウイルス感染防止対策としてダブルス種目も行わない。

再開日程が発表された年内の国際大会(男女W杯、ITTFファイナル、WTTマカオ大会)に、男子は張本智和(木下グループ)丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)石川佳純(全農)平野美宇(日本生命)佐藤瞳(ミキハウス)が招待されていると公表した。星野一朗専務理事によると新型コロナ禍という事情から、協会派遣ではなく自主参加という形を取る。選手がどの大会に出場するかは現在、調整中。

4大会を開催する中国では入国時、PCR検査を行うため3日間隔離措置がとられる。さらに省をまたいだ際にも2週間の同措置が必要なため、全日程をこなすには約2カ月を要するという。

現在政府は、スポーツ選手が国際大会に出場した場合の入国緩和措置を検討していることに星野氏は「選手にとって、帰国後に2週間の自宅待機というのはかなり大変なこと。ぜひ見直しや善処をしてもらい待機期間が短縮してもらえたらありがたい」と期待した。