フィギュアスケートの情報を毎日発信しています。


今日のイベント

【大会】

グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ

▼会場

オーリンズアリーナ(米ラスベガス)

▼種目

女子ショートプログラム(SP、23日午後4時10分=日本時間午前8時10分開始)

男子SP(同6時=同10時開始)

ペアSP(同7時50分=同11時50分開始)

アイスダンス・リズムダンス(RD、同9時半=同午後1時半開始)


【大会】

全日本ノービス選手権

▼会場

群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナ

※無観客開催

▼種目

ノービスB女子(午後0時半~4時9分)

※競技時間は以下すべて予定

ノービス・アイスダンス(午後4時25分~5時)

ノービスB男子(午後5時15分~8時15分)


今日の誕生日

チャーリー・ホワイト(1987年)→Pick Up!


Pick Up! チャーリー・ホワイト

アイスダンスで一時代を築いた米国の男子選手が33歳となりました。

スケートを始めたのは3歳といい、少年時代からアイスダンス界で活躍。メリル・デービスとのカップルで着実に階段を上がっていきました。06年世界ジュニア選手権3位など結果を残し、06-07年シーズンからシニアに転向しました。

トップへと上り詰めたのは五輪シーズンとなった09-10年シーズン。GPロシア杯、NHK杯、ファイナルといずれも優勝し、10年バンクーバー五輪では2位。のちに妻となるタニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組と切磋琢磨(せっさたくま)し、米国アイスダンス界をけん引しました。

11年には世界選手権初優勝を果たすと、常に世界で頂点を争う立場で活躍。14年ソチ五輪では米国アイスダンス勢で五輪初制覇となる金メダルを獲得しました。GPファイナル5連覇など数々の功績を残し、06年トリノ五輪銀メダリストのベルビンとは15年に結婚しました。

12年夏には全日本強化合宿に講師として参加。浅田真央(当時中京大)が「表現力やスケート技術が非常に高い。自分のためになる」。高橋大輔(当時関大大学院)が「なぜこう動くのかを意識して練習している。僕は感じるままに踊る方なので考えるいい機会」と語るなど、日本フィギュア界にも好影響を与えました。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2015年11月23日
2015年11月23日

15年11月、フィギュアスケート全日本ジュニア選手権・男子で2位となり表彰式で笑顔を見せる友野一希。


今日の出来事

新エース佐藤有香(19=法大)がアルベールビル冬季五輪銅メダリストのナンシー・ケリガン(米国)を抑えて優勝(1992年)

スケートアメリカ最終日は24日、アトランタで男女シングル、アイスダンスの自由を行い、女子で日本の新しいエースとなった佐藤有香(19=法大)が、アルベールビル冬季五輪銅メダリストのナンシー・ケリガン(米国)を抑えて優勝した。日本選手がスケートアメリカを制したのは初めて。

テクニカルプログラム(TP)でトップに立っていた佐藤はこの日、最初の3回転ジャンプ(トリプルルッツ)こそ失敗したが、その後はほぼ完ぺきの内容。4度の3回転ジャンプを成功させ、表現力豊かな演技で自由2位となり、順位点2・5。TP4位と出遅れたケリガンは自由1位だったが、順位点3・0で及ばなかった。

佐藤の優勝は、伊藤みどりがプロに転向してしまった日本女子フィギュア界に朗報だ。今年の世界選手権2位のナンシー・ケリガン(米国)、3位の陳露(中国)を破った。アルベールビル冬季五輪に優勝し、世界選手権1位のクリスティ・ヤマグチ(米国)もプロに転向しており、この優勝で佐藤は一気に世界のトップクラスへ駆け昇った格好だ。「表現力があったし、プログラムの内容もよかった」とは、審判を務めた平松純子さんの評価だ。「1位になれて本当にうれしいし、びっくりもした。とにかく、自分のベストは尽くせた」。父親の信夫さん、母親の久美子さん(旧姓大川)がともにフィギュアの五輪選手という環境で育った佐藤は、その愛くるしい笑顔をふりまき、喜びに浸っていた。

◆佐藤有香(さとう・ゆか)1973年(昭48)2月14日生まれ、東京都港区出身。父信夫さん(50)は60年スクオーバレー、64年インスブルック大会に連続五輪出場。母久美子さん(46)も、64年、68年グルノーブル五輪に出場実績を持つフィギュアファミリー。92年全日本選手権2位、アルベールビル五輪では両親(8位)を超える7位。152センチ、49キロ。