男子でショートプログラム(SP)首位の金博洋(ボーヤン・ジン、23=中国)がフリーもトップの186・95点を記録し、合計290・89点で優勝を飾った。

冒頭の大技4回転ルッツは出来栄え点(GOE)で4・60点を上積みする好ジャンプ。続く4回転-2回転の連続トーループなどを成功させ、演技後半は乱れがあったものの、スピン3つ、ステップは全て最高のレベル4をそろえた。

SP2位の閻涵(ハン・ヤン=24)はフリーも2位の172・25点を記録し、合計264・81点で2位となった。

女子は陳虹伊(ホンイー・チェン、18=中国)が合計186・53点で完全優勝。ペアは223・90点で彭程(チェン・ペン、23)、金楊(ヤン・ジン、26=ともに中国)組が制し、アイスダンスは王詩〓(王ヘンに月)(シーユエ・ワン、26)、柳〓(森の木をそれぞれ金)宇(シンユー・リウ、26=ともに中国)組が合計206・94点で制した。

今季は新型コロナウイルスの影響で「1人1大会」「開催国、近隣国および練習拠点国」に出場が制限されている。次戦のGP第4戦フランス杯は第2戦スケートカナダに続いて中止となっており、第5戦ロシア杯は20~22日にモスクワで行われる。