20年ユース五輪(オリンピック)金メダリストで、今大会でGPシリーズ初優勝を飾った鍵山優真(17=星槎国際高横浜)が「Take Five」を披露した。

今季、最初にショートプログラム(SP)曲として採用する予定だったジャズ曲で、佐藤操コーチが振り付けを担当した力作。「大人っぽい自分を演じられるように頑張りたい」とコメントして滑り、場内を沸かせた。アンコールではフリー曲「アバター」を披露した。

シニア転向1年目で初出場となったNHK杯で、日本男子初のGPデビュー戦Vを達成。SP87・26点、188・61点ともに1位の完全優勝で、合計275・87点は国際スケート連盟(ISU)非公認ながら世界歴代5位相当の高得点をマークした。4回転トーループとサルコーを2日間ミスなく跳び、2位に49・25点差をつけた演技は圧巻だった。