2大会ぶり11度目の出場の大阪朝鮮高(大阪第2)が快勝し、2回戦に駒を進めた。

前半1分、相手のハイパントからカウンターを仕掛け、ノーホイッスルでFB金昂平が先制トライを決めた。同11分、ゴールラインギリギリの攻防から、CTB金洸羽が押し込み追加点。さらに同21分、ハーフウエーライン付近から左に展開。再び金昂が相手のディフェンスをかわしてインゴールに飛び込んだ。

権晶秀(コン・ジョンス)監督(39)は「(前夜からの雨で)グラウンドコンディションで(足元、ボールが)滑るので、思うようなアタックができなかった。ラインアウトでもマイボールをキープできなかったり。そんな中、前半にトライを3本取れて良かったです」という。

エースらしく3トライを決めたFB金昂平は「小学校の時、花園で大阪朝鮮高が活躍するのを見て“自分も”と思い、入学しました。次も自分が絶対にトライを決めます」。2月の近畿大会では、3位決定戦で大阪桐蔭に54-5と圧倒し実力をみせた。過去の最高成績は4強。スピードのあるBKを擁し、30日の昌平(埼玉第2)との2回戦に挑む。