ラグビー全国大学選手権の準決勝2試合が2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、大会2連覇を狙う早大(関東対抗戦2位)と初優勝を目指す天理大(関西1位)が決勝(11日、東京・国立競技場)に進んだ。

この日、首都圏1都3県の知事が緊急事態宣言の発令を政府に要請。試合後、決勝に影響を及ぼす可能性があることについて、両チームの監督と選手は開催を信じ、準備するだけとの姿勢を強調した。

▽早大・相良南海夫監督「そこは行政の判断だと思います。僕らは、こういう状況の中でも試合をさせてもらってますけど、日本中に感染が広がらないことが大事で、従うしかない。ただ、その中でも何とかできる方法はないか。学生たちの時間は限られているので、どういう形であれ(最後の戦いの舞台を)作ってほしいと思います」

▽早大NO8丸尾崇真主将「それは政府が決めることなので。考えすぎず、1日1日(決勝が)あることを信じて努力したいと思います」

▽天理大・小松監督「その話は初めて聞きましたので、よく分かりませんが、どういう状況でも試合が行われるのであれば、全力を尽くす。しっかりと準備をして決勝戦に臨みたい」

▽天理大フランカー松岡大和主将「何があろうと、まずは決勝に行くチャレンジができている。しっかりいい準備をして、勝つマインドでやりたい」