中京大中京高1年の松生(まついけ)理乃(16=愛知)が63・55点を記録し、首位発進した。

24日まで長野で行われたインターハイを制し、中2日で臨んだ演技。3回転ルッツ、ダブルアクセル(2回転半)、フリップ-トーループの連続3回転とジャンプを全て着氷させたが、終盤のステップでバランスを崩し、膝をついた。

笑顔で取材エリアに登場した松生は「ジャンプを全部降りることは目標だったので『やった~!』って思ったけれど、ステップをやったら、変なところで転んでしまって…。『もう何回目だ』って、自分でもあきれてしまうところもあるけれど、とりあえずはジャンプを全部跳べて、ホッとしています」と振り返った。

今季は全日本ジュニア選手権を制し、シニアに交じった全日本選手権でも4位と躍進した。今大会は地元開催となっており「まずはフリーもノーミスするということが一番。県代表として出る試合ってあまりないので、他の選手の応援をしたりとか、自分の結果で『愛知県を優勝に導けたら』っていうのが、一番の目標です」と力強く言い切った。【松本航】

 

◆上位成績〈1〉松生理乃(愛知)63・55点 〈2〉吉田陽菜(京都)62・50点 〈3〉河辺愛菜(京都)60・92点 〈4〉吉岡詩果(千葉)59・96点 〈5〉千葉百音(宮城)59・32点 〈6〉三宅咲綺(岡山)58・30点 〈7〉江川マリア(福岡)57・15点 〈8〉浦松千聖(愛知)55・00点