世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)が、2年ぶり2度目の優勝の快挙を成し遂げた。同24位のジェニファー・ブレイディ(米国)を6-4、6-3のストレートで下し、4大大会通算4度目の優勝は、厳しい感染症対策下の中でも、決して揺るがない強靱(きょうじん)なメンタルからもたらされた。大坂は、今大会後の最新世界ランキングで2位に復帰する。次戦は3月のマイアミオープンに出場予定だ。主な一問一答は次の通り。

-優勝のシャンパンを飲んで。

大坂 ちょっと飲んだだけで、おかしくなってきちゃった。

-今の気持ちは。

大坂 本当にハッピー。ようやく、厳しいオフシーズンが報われた瞬間だと感じた。

-4大大会全部ハードコートの優勝だけど、次のコートは。

大坂 できればクレー(土)かな。だって、次はクレー(の全仏)でしょう。

-ブレイディとの20年全米準決勝は高いレベルの試合。今日は。

大坂 メンタルの戦いだった。本当に緊張していた。だから、試合前に、完璧を求めるなって。1点ずつやれば結果はついてくるって。

-なんで緊張したのか。相手は初の決勝なのに。

大坂 私の緊張に聞いて。とにかく、勝ちたかった。4大大会の決勝に来て準優勝に終わるなんて嫌。だから、プレッシャーをかけたのかも。結果的には良かったけど。

-前回の優勝と何か違うか。

大坂 たぶん違う。前回は、ある意味、感情を抑えていた感じ。前回は、ツアーで、自分の居場所を見つけるために、どうしても勝ちたかった感じ。

-健康なら10回は4大大会に優勝できるという専門家もいるが。

大坂 分けて考えているわ。まず5回が目標。5回を達成したら、7~8回が次。あまり最初から大きく考えたくない。

-チームに中村豊トレーナーが入って、茂木トレーナーもいて、日本語をしゃべることが多くなったか。

大坂 おかしなことがあったわ。コーチのヴィムが日本語しゃべり出したの。きっと、もっと話せるようになるわ。

◆全豪オープンテニスは、2月8~21日、WOWOWライブで連日生中継。WOWOWオンデマンドでも同時配信予定。