東海大静岡翔洋が24-14で浜松工を下し、9年ぶり9度目の優勝を飾った。

前半12分に先制トライを奪われたが、2トライを連取し、逆転して前半を終了。後半もトライを取り合い、17-14の接戦が続いた。終了直前に途中出場の安森大樹(2年)がトライを挙げ、ようやく勝利を決めた。50点差以上の勝利が目標だったが、相手を突き放せなかった。津高宏行監督(37)は「モールやラックなどで優位に立つのに時間がかかった」と振り返った。

今冬の全国大会初戦(大阪・花園)で、強豪の秋田工に完敗(0●68)。相手の守備網を突破し、得点するため、筋力強化に努めてきた。2年生以下の新チームでは、まだ力を出し切れない部分があり、津高監督は「倒されないボールキャリーなど、基礎から強化し直したい」と話した。今大会上位4チームが出場するはずだった東海選抜大会は中止。昨秋県王者は練習を重ね、チーム力アップを目指す。【倉橋徹也】