フィギュアスケート女子の坂本花織(20=シスメックス)が、動きまくる。

22日は世界選手権(24日開幕、スウェーデン・ストックホルム)に向けて、本番リンクで初めての公式練習。オンライン取材で「こっちに来て2日間滑れなかったので、動ききれなかったのが今日の練習で分かった。練習が試合までに3回ある。しっかり最後の練習までには、日本で練習してきた時の調子まで戻せるように、しっかり動きまくりたいです」と意気込んだ。

今大会は新型コロナウイルスの影響で無観客開催となり、外部との接触を遮断する「バブル」で運営される。現地入り後にPCR検査を受け、陰性が分かるまでは自室から出られなかったという。

「(外に)出るきっかけがなかったらダラダラしてしまう性格なので『ここまできてこんなことしてどうするんだ!』って思いながら(自室で)動いていました」

そう笑った坂本は、初出場だった2年前のショートプログラム(SP)で2位発進。だが、フリーは完璧な演技とはいかず、5位で表彰台を逃した。

「2年前に結構悔しい思いをしたので、2年前のリベンジも兼ねて…。今シーズンは思い切り、自分らしい演技ができたらいいなと思っています」

22年北京五輪の枠取りが懸かる大舞台のSPは、24日午前10時(日本時間同午後6時)開始予定。まずは自分のピークを合わせる。