ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の元選手で、5月に磐田市特産品のエビイモ生産者として独立就農した遠藤広太(ひろみ)さん(37)が16日、同市役所で家族経営協定を締結した。妻由紀子さん(33)との共同経営を始め、経営方針や役割分担を明確化。立会人の大箸千賀子・市農業委員会会長から「ケンカしないよう末永く農業を続けてほしい」と望まれ、「ワンマンにならず、協力し合いたい」と応えた。

チームメートだった五郎丸歩氏(35)が、14日に引退会見。今後もマネジメント部門のスタッフとしてチームに残る。遠藤さんは秋の収穫期を見据え、「(五郎丸氏に)できたよって声をかけたい」と話した。ヤマハ発動機で2011年から3季、CTBやFBとしてプレー。引退後は普及担当を務め、昨年春に退団。今年4月まで農業研修を受けていた。「農機具の取り扱いや農作業は慣れなくて、大変だった」と振り返った。【倉橋徹也】