2大会連続の五輪出場を目指す宮原知子(23=木下グループ)が、東京五輪からパワーを得た。今季初戦は冒頭ルッツ-トーループの連続3回転が2回転になるなど61・54点の6位。18-19年シーズンのショートプログラム(SP)「小雀に捧げる歌」を使用し「今までのプログラムの中から、思い切って滑れるものを選んだ」と22年北京五輪に向けてスタートを切った。

昨季終了後は拠点のカナダに戻れず、本田武史コーチにジャンプの助言をもらいながら、進化を目指したという。東京五輪も「今回は結構いろいろなスポーツを応援して、どの競技もすごく感動した」とし「本当にパワーをいただいたので、やっぱり五輪に出たい気持ちが強くなった」。北京五輪の代表3人は12月の全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)後に決まる。勝負のシーズンへ「自分が代表として頑張っていけるように、これからもっとやりたいという気持ち」と決意を新たにした。【松本航】