1部の静岡ブルーレヴズは、5-31で3部の豊田自動織機シャトルズ愛知に敗れ、チーム初実戦を白星で飾れなかった。

試合の登録メンバー30人の平均年齢は25・8歳。若手中心で臨み、相手の強いプレッシャーを受けて突破を許し、5トライを奪われた。後半に意地を見せたのは昨季トップリーグ戦6試合で計10トライを挙げ、最多トライゲッターを受賞したWTBマロ・ツイタマ(25)。自陣22メートル付近のラインアウトから抜け出し、左隅にトライを決めた。

反則数は相手の7に対し、13と多く、試合運びで劣った。「五郎丸の後継者」と期待される新人FB奥村翔(かける、23)はフル出場したが、ボールを受ける機会が少なかった。堀川隆延監督(48)は「ゲインラインの攻防で相手が上回ったことがすべて」と、力不足を認めた。「これからも厳しい練習を積み、1歩1歩階段を上っていく。次の試合では成長した姿をお見せしたい」と前を向いた。【倉橋徹也】