18年平昌オリンピック(五輪)銀メダルの宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が、今季世界2位となる102・58点で首位発進した。

順位確定後、SP上位3選手の会見が行われた。主な一問一答は以下の通り。

-SPの出来栄え、感想を

宇野「点数、演技、全体的に見れば、ここ数年の中ではいいものだったと思いますが、もっと成長したいという意志で、僕は練習、試合をやっています。ですが(2連続ジャンプを)4回転トーループ-2回転トーループにしてしまったことが、自分の残念な気持ちにつながっています」

-第1戦スケートアメリカに続いて宇野選手とビンセント・ジョウ選手(米国=SP2位)のマッチアップとなった

宇野「試合とは関係ないかもしれないですけど、ビンセント選手は、アメリカ大会に出ている選手の中でSP、フリーともに最も滑り込んでいた選手だと思います。全選手を見たわけではないんですけど、おそらく。このオフ、そして大会に向けて誰よりも練習していたんだな、と見て取れました。いつか日々の練習を見る機会があれば見させていただいて、それ以上の精神力を持って練習に励みたいと思います」

ジョウ「2015-16年シーズンのジュニアGPファイナルに自分は出たんですが、宇野選手は既に羽生選手とかフェルナンデス選手とか、パトリック・チャン選手という世界のトップ選手と戦っていた。あの年の宇野選手のフリーが素晴らしくて、何度も見直しました。対戦が実現してうれしいです」

-スケートアメリカで宇野選手が靴の調整に苦しんだ話をしていた。今回は

宇野「アメリカ大会が終わってから、ズレた靴にネジを4本入れて動かないようにしたんですけど、それでもズレてしまう。ただ、今回の結果には関係ないかなと。エッジは大きくはズレていないので。この大会が終わったら(ミスが出た)トーループに深く向き合って対処したいと思っています」