優勝候補のAシード東福岡が、専大玉名(熊本)に今大会最多となる81得点で完封し、3回戦進出を決めた。

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主力数人をベンチスタートさせる温存策でも、選手層の厚さで難なく快勝。県予選を含めた全5試合で完封となり、5大会ぶりの花園制覇へ好発進となった。Bシードの長崎北陽台、佐賀工業も2回戦を突破した。

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優勝候補の片りんを初戦から見せつけた。高校日本代表候補10人のうち、プロップ西野やSO楢本ら5人はベンチスタート。福岡県大会の決勝戦からスタメンをガラりと変えた。藤田雄一郎監督(49)は「今年は誰が出ても均等に力がある。全国大会は試す試合じゃない。今日出たメンバーがベストだった」と説明。主力を温存しながら、今大会最多の81得点で3回戦進出を決めた。

スクラム、ラインアウト、スピード全てで専大玉名を圧倒した。前半24分にはCTB平山が、5人のタックルを交わして50メートルの独走トライ。フランカーの八尋主将は「花園に出られる30人は誰が出てもいい。ひとりひとりができることをやっている」と話した。選手層の厚さは計り知れない。

県予選を含めた全5試合で0封勝利。今大会は無失点を継続中だ。藤田監督は「0というのはトーナメントで負けない。それはよかったです」。5大会ぶりの頂点へ、幸先のいいスタートを切った。【只松憲】

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