東京オリンピック女子ダブルス代表で第2シードの“アオシバ”こと青山修子(34=近藤乳業)、柴原瑛菜(23=橋本総業)組が、同組としては全豪初の4強入りを果たした。

シェルビー・ロジャーズ(米国)、ペトラ・マルティッチ(クロアチア)組に6-1、6-4のストレート勝ち。柴原が「最高の気分」と言えば、青山も「チャンスをものにできた」。準決勝では、同組4大大会初の決勝進出をかけ、前哨戦のシドニー大会準決勝で敗れたダニリナ(カザフスタン)、アダドマイア(ブラジル)組と対戦する。

アオシバは、第1セットの3-1リードから、柴原のサービスゲーム。ここで0-40のピンチを迎えたが、5度のジュースの末にキープした。「相手が(リズムに)合ってきた。回転をかけて(リズムを)変えた」(柴原)ことでピンチを脱出。このゲームがキーとなり、アオシバは1オールから5ゲーム連取。第2セットも接戦を切り抜けた。

昨季、ツアー5度の優勝と、年間最多優勝回数をマークしたアオシバだが、まだ4大大会の決勝進出がない。最高が21年ウィンブルドンの4強だ。また、全豪では、日本女子同士のペアで決勝進出がない。自身初、全豪史上初の日本女子ペアの決勝進出に向け、「まだまだこの調子をキープする」(柴原)と気を引き締めた。

◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送、WOWOWオンデマンドとテニスワールドで全コートライブ配信される。