北京五輪(オリンピック)銀メダルの鍵山優真(18=オリエンタルバイオ/星槎)が、すっきりとした気持ちで大舞台に臨む。

24日のショートプログラム(SP)に向けて、本番会場で調整。SP「ウェン・ユア・スマイリング」をかけての通しで、4回転サルコー、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とジャンプを全て成功させた。

大会前には中京大スポーツ科学部の合格通知を受けた。同大学は浅田真央や宇野昌磨らも拠点とした通年使用可能リンクなど、環境が整う。受験を無事に終えたことで「試合前にこんなこと(受験)があると、気持ちがもやもやしちゃう。とりあえず、この試合以外のことは全部終わったので、集中できるかなと思います」と笑顔を見せた。

現地入り後の調整も順調な様子で「今日ホテルの食堂で、高橋大輔さんと会って「氷、めっちゃ硬かった」と言われました。昨日が軟らかかったから『えっ、まじか』と思いながら、練習をしにきました。割とスイスイと滑れて、ジャンプもすぐに調整できたので、いい練習ができました」

課題を1つずつ克服し、万全の状態でSPに向かう。(モンペリエ=松本航)